2007年3月<茶況>茶品質見極める指導者育成 静岡で「鑑定士協」設立総会(28日)
全国茶商工業協同組合連合会(全茶連)と全国茶生産団体連合会(全生連)が運営する「日本茶鑑定士協会」の設立総会が28日、静岡市駿河区で開かれた。茶の品質を見極める指導者育成などが目的。全国各地の茶研究者ら役員7人が、茶審査技術競技の有段者らに鑑定技術を継承していく。
会長に武田善行前野菜茶業研究所茶業研究官が就き、事業として技術向上研修会や各地の茶品評会への審査員派遣、緑茶商品の品質調査に取り組むことなどを決めた。研修生は茶審査技術競技で実績がある茶商や茶生産者約30人を厳選し、審査実習などを通じて「プロ中のプロ」を育てる。
茶品評会の審査員の多くは茶試験研究機関の職員だが、組織の合理化などで「茶一筋」の人材不足が今後予想される。また、生産、加工の現場では機械化が進み、技術低下が懸念される。このため、茶業の基礎となる茶品質鑑定士の育成を進めることにした。 (松本利幸)
武田さん以外の役員は次の皆さん。
高橋宇正、山口優一、後藤昇一(以上静岡県)、工藤康将(京都府)、大城光高(鹿児島県)村松敬晃(東京都)
袋井・森 茶葉の芽伸びは順調。各茶農家は茶園整備に忙しい。
掛川・小笠 新茶シーズンに向け、生産者は施肥管理や防除作業に取り組んでいる。
島田・金谷 産地問屋は一茶に期待しながら、消費地と情報交換を進めている。
川根 産地問屋は新茶期の情報収集に追われている。
牧之原 産地問屋は消費地と情報交換を進めている。
藤枝 指導機関によると、苗木の植え付けの適期を迎えている。
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