2008年1月20日 星期日

寒茶

足助で寒茶作り体験

恒例フォーラムに40人参加

枝ごと刈り取った茶をタルに入れる参加者

 豊田市足助地区に古くから伝わる寒茶(番茶)づくりを学び、試飲する「寒茶フォーラム」が19日、観光施設・三州足助屋敷で行われ、県内外から約40人が参加した。

 寒茶は、山に自生する茶の木を寒の時期に枝ごと刈り取り、蒸した後、茶葉だけを天日干しにしたもの。この時期に採った茶葉にはカフェインやカテキンが少なく、子どもや病気の人でも安心して飲め、夏バテもしないと言われている。

 かつて炭焼き職人が、山仕事の合間に茶の木を枝ごと火であぶり、煮出して飲んだのがルーツという。

 足助屋敷では、伝統製法を伝えようと、この時期にフォーラムを開いていて、今年で6回目。参加者は、近くの山で切り取った茶の枝約200本を、高さ約1・2メートル、直径約90センチのタルで約30分間蒸して天日干しする寒茶作りを体験した。

 試飲した長久手町の主婦村田恵子さん(58)は「淡い渋みと甘みがあり、素朴な味がします」と話していた。

2008年1月20日 読売新聞)

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