2008年1月26日 星期六

日本飲料大廠商08年の戦略

飲料大手の今年の戦略 定番強化&健康志向 特定保健商品、カロリーゼロも(01/27 07:31)

 サントリー、キリンビバレッジなど飲料メーカー大手の今年の事業戦略が出そろった。柱は既存ブランドの競争力を高める「定番強化」と、メタボリッ ク症候群(内臓脂肪症候群)対策などを背景にした「健康志向」。国内市場の縮小の中で、確実に稼げるブランドを強化する一方、健康機能を訴えて新たな需要 の掘り起こしを目指す。

 飲料業界では年二千種類以上の新商品が出るが「生き残るのはわずか」(サントリー)で、商品が「定番」とされる目安は一千万ケースだ。

 アサヒ飲料はいずれも三千万ケース級の缶コーヒー「ワンダ」、炭酸飲料「三ツ矢サイダー」など基盤商品の品ぞろえを強化、二ブランドは6-15%増を目指す。「既存ブランドの品ぞろえを強化する」と岡田正昭社長。

 キリンビバレッジは、二○○○年発売の緑茶飲料「生茶」の初の全面刷新を二月二十六日に実施する。缶コーヒー「ファイア」では高級豆を使った新商品を投入するなど、年三千万ケース級のブランドを最優先で強化、各ブランドを前年比で5-10%伸ばす計画だ。

 一方、メタボリック症候群対策の「特定健診」が今年始まることなどを受け、飲料各社が掲げるのが「健康志向」だ。

 サントリーは昨年63%増で一千万ケースを突破した特定保健商品「黒烏龍(ウーロン)茶」の上積みを狙う。野菜果汁飲料に新規参入するほか、新工場が稼働するミネラルウオーターで20%増を見込む。昨年89%伸びた炭酸飲料「ペプシ」のゼロカロリー商品も刷新する。

 アサヒ飲料は、血糖値が気になる人向けのブレンド茶「十六茶」を二月十二日にリニューアルし、12%増を目指す。

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