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プロも注目、中国茶のソムリエ「評茶員」
2008年01月21日
中国茶を鑑定する資格「評茶員」の養成講座と検定試験が2月、東京で行われる。講座では、茶葉の品質管理など、奥深い中国茶の世界を学べる。中国政府による国家公認の資格でもあり、プロの肩書として注目を集めている。(アサヒ・コム編集部)
評茶員講座には中国から専門家を講師に招く予定=「中国茶専家 遊茶」提供 |
正確な鑑定のため抽出する量にも気を配る=「中国茶専家 遊茶」提供 |
ざるをを使った茶葉の選定=「中国茶専家 遊茶」提供 |
「評茶員」は、初級から高級技師まで5段階あり、日本では、初級と中級を取得できる。茶畑の土壌や、化学成分、茶葉の特徴、鑑定の仕方まで、幅広い分野の知識と技術が求められる。
日本での講座は2004年に初めて開かれ、今まで約70人が中級の資格を取った。主に中国茶店の店員らが、日々の仕事に生かすため受講している。
過去の受講実績などで金額が変わるが、初めて中級の試験に臨む人なら約20万円かかる。決して安い金額ではないが、大手飲料メーカーの社員が商品開発に役立てようと参加するなど、仕事に直結する資格として認められつつあるという。
古来、中国では、国の研究機関などに従事する専門家はいたが、一般の商店で働く人向けの資格はなかったという。中国茶が国内外からの人気を集めるようになったことなどから、約10年前、専門の国家資格である「評茶員」が生まれた。
日本ではNPO法人の「NPO CHINA 日本中国茶協会」が窓口となり、養成講座と検定試験を主催している。
今回の講座は、2月6日~11日にかけて、午前10時から午後6時の間、集中して開かれる。
試験会場となる「中国茶専家 遊茶」(東京都渋谷区)の藤井真紀子代表は、「中国茶のソムリエともいえる資格。茶葉から飲むお茶の魅力を伝える力を培ってほしい」と話している。問い合わせは同店(03・5464・8088)まで。
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