新春包む茶葉の香り 白川茶初もみ会 |
2008年01月08日 |
伝統技術を駆使して美濃白川茶の手もみを行う会員たち=加茂郡白川町河東、飛騨美濃特産名人の館「茶・ちゃ・チャ」 |
「美濃白川茶」の産地で知られる加茂郡白川町の風物詩「新春手もみ茶初もみ会」が7日、同町河東の飛騨美濃特産名人の館「茶・ちゃ・チャ」で開かれ、「白川茶手もみ保存会」(小池彼男会長)の会員が伝統技術を披露した。
手もみの技術や手もみ茶の味を後世に伝えようと、毎年新春に開く恒例行事。
会員15人が木製こんろの「焙炉(ほいろ)」と呼ばれる特製の乾燥台3台で、昨春に手摘みした生茶葉を蒸した約10キロを手もみし、「葉ぶるい」や「回転もみ」などの伝統技法を披露。会員たちは香ばしい茶葉の香りに包まれながら、約6時間かけて丹念に手でもみ上げた。
仕上がった手もみ葉は約2キロで、地元関係者に試飲してもらったり、同町河東の道の駅「ピアチェーレ」や美濃加茂市の平成記念公園・日本昭和村で限定販売される。
小池会長は「白川茶の原点である手もみ茶の味を楽しんでほしい」と話していた。
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