2007年11月4日 星期日

樂茶碗

楽焼、茶の精神に感銘
スイス人女性陶芸家 京で初の展覧会
写真
茶碗やスケッチなどの二人展を水屋や茶室などで開くエヴィさんと広美さん(京都市北区・聖徳庵)

 楽焼と茶道の精神に魅せられたスイス人女性陶芸家が4日、親交ある日本人女性と陶器や水彩スケッチの展覧会を日本で初めて京の茶室で開く。

 チューリヒ近くの都市ヴィンタートゥールで15年ほど前から茶碗、花瓶、小箱などの陶器を作るエヴィ・キーナストさん(55)と、水彩風景スケッチに取り組む増井広美さん(46)。

 エヴィさんは、イタリアで京の陶芸家樂吉左衞門さんの陶芸のことを伝え聞き、手づくねの技法と樂茶碗の趣に魅せられて陶芸を始め、15年ほど前から本格的に制作。

 茶碗を作るうちにその背後にある茶道精神が気にかかり、増井さんの夫で茶人のジャック・コンベリー・宗好さん(66)をイタリアに近いスイスの村ラサに招いて5年前から茶道と陶芸のセミナーを年1回開く。

 広美さんは、夫のセミナーを手伝い、ラサの古い町並みや南フランスの風景などをスケッチ。

 展覧会は、古い家屋を守る宗好さん夫妻の茶室「聖徳庵」(京都市北区紫野十二坊町)が会場。さわやかな茶碗、すがすがしいスケッチなどが並ぶ。エヴィさんは「楽焼の楽はハッピーになるという意味、作った茶碗から幸せな、平和な気持ちが広がれば」と話す。

 11日までの午後1時から同6時。入場無料。

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