松江の柿 台湾へ初輸出
<県やJA「旧正月向け商機十分」>JAくにびき(松江市)は、特産の西条柿と加工品「あんぽ柿」を台湾へ初めて輸出する。31日からの春節(旧正月)に向け、現地の商戦で積極的にPRを図る。
農産物輸出について県しまねブランド推進課にアドバイスしている福岡市のコンサルタント会社から、打診されたことがきっかけ。昨年11月に現地の 輸入商社「台湾商田実業有限公司」の社長が松江市を訪問、同JAの干し柿加工場など2か所を視察し、輸出が決まった。台湾では山梨、長野県産などの柿が既 に出回っており、同JAや県は「商機は十分に見込める」と判断した。
輸出するのは松江市東出雲町畑地区で生産された西条柿と、同市本庄町や秋鹿町などで生産、加工された「あんぽ柿」それぞれ1000個。7日に出荷され、近く台北市などの4店舗に並ぶ予定。
同JAの石倉功・特産課長は「松江市産のボタンが人気の台湾で、今度は干し柿もPRしていきたい」と意気込んでいる。春節の後も継続的な輸出を目指す。
(大槻浩之)
- あんぽ‐がき【あんぽ柿】
- 干し柿の一種で、果肉が完全に乾ききらない生干しの状態のもの。大粒で柔らかく甘い。
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