2013年9月7日 星期六

野菜茶業研究所員が成果を発表/ 継承したい茶園景観30選

 

【静岡】

《茶況》 野菜茶業研究所員が成果を発表

 独立行政法人野菜茶業研究所は10日、島田市金谷猪土居の施設を一般公開する。午前10時~正午には主任研究員2人のセミナーがあり、物部真奈美さんは「水出し緑茶の機能性」、水上裕造さんは「茶の香りの正体を探る」と題し、研究成果を1時間ずつ話す。
 物部さんは緑茶成分エピガロカテキンの健康機能性を研究し、免疫細胞の働きを高める力があることを見つけた。一般的な人より免疫力が弱くなった人 に、この成分が出やすい水出し緑茶を2週間飲み続けてもらうと、一般的な水準まで改善した。水出し緑茶の飲用がインフルエンザや、かぜ予防に役立つ可能性 を示す成果として注目されている。
 水上さんは茶の香り成分を研究している。香り成分は少ない量でも人が感じる一方、量が多くても感じない場合もあるという。人が感じる茶の香りはどの成分からもたらされているかを紹介する。
 来場、セミナー聴講とも無料。問い合わせは同研究所=電0547(45)4105=へ。
(松本利幸)
 袋井・森 茶商は消費地の動向把握に努めている。
 掛川・小笠 産地問屋は秋需要に向けて、情報の収集に努めている。
 島田・金谷 茶商は消費地との情報交換に努めている。
 川根 茶農家は茶園の管理を精力的に進めている。
 牧之原 産地問屋は小口注文をこなしながら、消費地と情報交換に努めている。
 藤枝 紅茶の専門家は、国産紅茶の普及は付加価値をいかにつけるかが鍵になると指摘する。

 

 

《茶況》 26日、茶園景観をテーマに講習会

「継承したい茶園景観30選」の一つに選ばれた川根本町久保尾の茶園
写真
 茶園景観をテーマにした景観講習会(県主催)が26日午後1時半~4時、JR静岡駅北口前の静岡音楽館AOIで開かれる。県を代表する茶園景観の大切さと活用方法を学ぶ。
 県と牧之原・大井川地域の8市町は地域内の「継承したい茶園景観30選」を4月に選定。講習会では、30選の選考委員長を務めた地域・産業研究所(島田市)の田中孝治所長と京都大の深町加津枝准教授が講演する。
 田中所長は選定経過や茶の歴史などを説明。里山の景観活用に詳しい深町准教授は、活用法を中心に話す。
 参加無料。希望者は事前に県都市計画課=電054(221)3698=へ。ホームページからも申し込みできる。
(松本利幸)
 袋井・森 袋井茶文化促進会は19日、袋井市の袋井南公民館で中国茶講座を開く。
 掛川・小笠 茶商は販促に力を入れている。
 島田・金谷 茶農家は秋口の管理作業を続けている。
 川根 茶商は消費地の情報収集に余念がない。
 牧之原 産地問屋は秋需に向けて消費地と情報交換を進めている。
 藤枝 茶園は降雨で潤った。

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