2009年12月10日 星期四

茶業指導制度「T―GAP」

茶業指導制度「T―GAP」 普及に向け説明会 

2009/12/10
  本県茶業界がより良い茶業経営のための指導制度として生産現場への導入を目指す「T―GAP(ティーギャップ)」の普及に向けた取り組みが本格的に始まっ た。県内のJA茶技術員を対象に開かれた9日の説明会を皮切りに、今後も生産者向けの説明会が順次開催される予定。年度内にもT―GAPの承認を受ける生 産者を誕生させたい考えだ。
 9日に島田市金谷のお茶の郷で開かれた説明会には営農指導を担当するJA茶技術員約100人が集まった。講師を務め たのはT―GAPの開発メンバーでNPO法人日本GAP協会の宮原義博さん。T―GAPの基本的な仕組みや導入のメリット、評価方法などを解説し、「食の 安全確保だけでなく、環境への配慮や労働保全などを含めた持続可能な農業経営を目指す制度」と強調。茶技術員の果たす役割が重要になるとの認識を示した。
 県西部の茶技術員は「生産者が安全性などを再認識し、ステップアップを図るためには必要な取り組み」と前向きな姿勢を見せた。
 T―GAPは静岡茶の生産工程の管理を徹底し、ブランド力を向上させるのが狙い。県茶業会議所、県、県内JAグループが一体となって進める。JA静岡経済連は「3年間で県内すべての荒茶工場を対象に取り組みたい」(茶業課)としている。


GAP(ジーエーピー)=適正農業規範

Good Agricultural Practice の頭文字で、直訳すると「いい農業のやり方」で、「適正農業規範」と訳されています。農産物生産の各段階で生産者が守るべき管理基準とその実践のことで、 農産物の安全、環境への配慮、作業者の安全と福祉などの視点から適切な農場管理のあり方についてまとめられたものです。
一般的に冊子になっており、農産物の安全などの目的のために農場内で管理すべきポイント(作業や生産環境、投入する農業資材など)が書かれています。JGAPでは128項目の管理点があります。

 従来の日本にはなじみの薄い概念で、国際標準となっているEU圏の先進事例(Eurep GAP)を学びながら日本におけるGAPの概念普及と日本での実践方法の確立「日本版GAP=JGAP」が求められています。

沒有留言: