似ても似つかぬ和菓子屋父子の仁義なき“茶芸”バトルのゆくえは? 中国に伝わる、“闘茶”と呼ばれるお茶の抽出法から風味、様式美に精神性などを競い合う競技を軸に、お茶を巡る人間模様を描いた『闘茶 ~tea fight~』。公開に先駆けて、“和菓子の日”である6月16日(月)、本作で和菓子職人父子を演じたほんこんと細田よしひこを迎えてトークイベントが開催された。
2 人は登場するやいなや、先生の指導の下で、作法にのっとってお茶を淹れる“茶芸”に初挑戦。ほんこんさんは“凍頂烏龍茶”、細田さんは“東方美人茶”と呼 ばれるお茶を様式に従って淹れていく。たかがお茶…と思いきや茶の種類によって道具や作法が全く異なり、工程がかなり細かく分かれていることに2人とも驚 いた様子。抽出されたお茶を早速飲み比べてみると、やはり手間ひまをかけて丁寧に淹れただけあっておいしそう。「子供の頃からお茶は全然飲まず、炭酸飲料 ばかり飲んでました」という細田さんも「甘みがあっておいしいです」と笑顔で語った。ほんこんさんも「このお茶道具一式買って、家で淹れてみようかな」と その様式美と奥の深さにすっかり魅せられたようだ。
続いて“和菓子の日”に因んで様々なお茶菓子が用意されたが、おいしそうな和菓子を前 に2人はもはや、作法などお構いなしに、自分たちで淹れたお茶を片手にムシャムシャとほおばっていた。実は細田さんは、劇中のみならず実生活でも和菓子屋 さんの息子だというが「小さい頃は、逆にあまり和菓子が好きじゃなくて、ショートケーキの方が好きだったんです(笑)。改めて食べてみるとうまいです ね!」と笑顔で語った。
劇中では父子を演じた2人だが、ほんこんさん曰く「映画の中で父子の会話がないんです。初めは息子役と知らずに 『男前やなあ』とか思ってたんですけど、監督に『ほんこんさんの息子ですよ』と言われて、『それ嫌味か!? 嫁さんが異常に美人っていう裏設定なの か?』って思いましたよ」とのこと。
さらにトークは細田さんの台湾での撮影に及んだが、細田さんからは「台湾はバイクが多くて空気があま りきれいじゃなかった」、「ホテルの部屋で、レゴを作ってたのに掃除のおばちゃんがパーツを…」、「3万円もする漢方買わされてお金がなくなった」など映 画と関係ないエピソードばかりが…。これには“父親”から「映画の話をせい、映画の話!」と何度も突っ込みが入り、会場は笑いに包まれた。
「まず、最初のシーン観たら『何やこれ?』ってびっくりしますわ!」(ほんこん)、「映画を通して家族や恋人への愛が描かれています。“何を”するかではなく、“誰と”するかが大切なんだと教えてくれる映画です」(細田さん)と、和菓子屋父子の2人が語る『闘茶 ~tea fight~』は7月12日(土)よりシネマライズほか全国にて順次公開。
『闘茶 ~tea fight~』
tea fight
ワン・イエミン | |
香川照之、戸田恵梨香、エリック・ツァン、ヴィック・チョウ、細田よしひこ、ほんこん |
京 都で何代も続く老舗茶屋の経営者・八木圭(香川照之)は先祖代々伝わる“茶の呪い”を言い訳に、店も開けず遊び呆けている超ダメ親父。そんな父親をどうに かしたい! と頭を悩ませる美希子(戸田恵梨香)はその“呪い”を解く鍵が台湾にあることをインターネットで知る。それが2人を誘い出すためのマフィアの 手口だとは知らず、甘い言葉に乗せられて、2人は台湾にやってくるのだが――!?
2008年7月12日よりシネマライズにて先行公開
2008,日本、台湾,ムービーアイ
© 2008 TEA FIGHT FILM ASSOCIATION
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茶の品質鑑定技術競い合う新春行事 — 家庭新聞By kateishinbun
所沢の代表的な地場産業・狭山茶の振興発展に向けて日々研究を重
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