左:重要文化財 黒き猫 菱田春草 明治43年(1910) 東京・永青文庫 (熊 本県立美術館寄託) [展示期間:2010年4月20日(火)~5月16日(日)]
右:黒糸 威二枚胴具足 細川忠興 (三斎)所用 安土桃山時代・16世紀 東京・永青文庫 | | | 永青文庫は旧熊本藩主・細川家に伝来した文化財を後世に伝えるために、16代細川護立(もりたつ)によって昭和25年 (1950)に設立されました。その名は中世の和泉上守護家の祖・細川頼有(よりあり)以後、8代にわたっての菩提寺であった京都建仁寺塔頭永源庵の 「永」と、近世細川家の祖・細川藤孝(幽斎)(ふじたか(ゆうさい))の居城青龍寺城の「青」の二字をとったものです。幽斎の和歌資料や2代忠興(三斎) (ただおき(さんさい))所有の利休ゆかりの茶道具、細川ガラシャ遺愛の品々や宮本武蔵の絵画など、その所蔵品は古文書類も含めると8万点を超える日本有 数の文化財コレクションです。
本展では、激動の歴史を生き抜き、古今伝授、能、茶の湯などの文化を守り伝えた細川家に伝来する貴重な美 術品や歴史資料を展示し、細川家の歴史と日本の伝統文化を紹介いたします。また、細川護立が収集した美術品の中から選りすぐりの名品を出品し、近代日本を 代表する美術コレクターである細川護立の眼と人物像に迫ります。
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