2008年4月30日 星期三

wasabi 茶

ワサビが茶になった 常滑の陶芸職人ら開発

2008年5月1日

ワサビの葉を焙じる吉田さん(左)と竹内さん=常滑市栄町のギャラリー雄散歩道店で

写真

 常滑市の陶芸職人と茶店関係者が、ワサビの葉を焙(ほう)じた「ワサビ食茶」を開発し、市内の観光スポット・やきもの散歩道で提供している。食欲 増進などに効果があると言われるワサビの成分をたっぷり摂取してもらおうと、煎(せん)じた後の葉を使う工夫も。「一般的なワサビのイメージとは違う深み のある味わいが出た」と出来栄えに自信を示している。

 一人でお茶を楽しめる大きさで、取っ手のない急須「天●(てんろ)」を売り出している吉田信義さん(48)が、「天●」にふさわしい使い方として 急須内の茶葉を食べる食茶スタイルを考案。「魚肉の毒を解し」(本朝食鑑)などと、昔から効能を認められているワサビに目を付け、友人の茶店関係者、竹内 芳仁さん(43)と沢ワサビの葉のおいしい飲み方を研究した。

 岐阜県のわさび園から仕入れた葉の中央部分だけを使い、一度蒸して乾かし、さらに焙じることで独特のこくを引き出した。

 最高級の玉露に匹敵する原料費が悩みだが「飲み方が広まり、生産が増えることで仕入れ値も下がるはず」と吉田さんは期待する。竹内さんも「葉がデリケートで扱いに神経を使うが、工夫しがいがある」と話す。

 吉田さんが経営する「ギャラリー雄 散歩道店」で一食五百円(一日十二食限定)で提供している。(問)同店=電080(6960)3811

 (中山敬三)

(注)●はサンズイに戸

沒有留言: