2010年12月26日 星期日

『茶』 千宗屋著

『茶』 千宗屋著

 
小さいころからウルトラマンよりも仏像が好きで、小学6年生のときには天台座主に「恋して」しまったという著者。

 そんな筋金入りの茶人が「飲むときは茶碗(ちゃわん)を3回まわして」という作法はもはや都市伝説と笑いつつ、茶道の歴史、道具、心得をわかりやすく説く。茶の湯を感じるには、いい茶事に参加することこそが最上の方法という論も納得。かゆい所に手が届く入門書。(新潮新書、740円)

(2010年12月20日 読売新聞)

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