「茶歌舞伎」の授業
先日11月7日、介護社会福祉学科3年は接遇・マナーの授業で「茶歌舞伎」を行いました。これは、10月の後半から長谷川先生(煎茶インストラクター)のご指導で日本茶の歴史、お茶の入れ方を勉強していますが、そのまとめ的授業でした。茶歌舞伎とは、簡単に説明をすると「利き酒のお茶バージョン」のようなものです。
3種のお茶を、90度のお湯で90秒煎じ、その銘柄を投票するものです。今回、3種の茶には、静岡煎茶、宇治煎茶、鹿児島煎茶を用いました。ルールも厳しく、茶歌舞伎を行う時には話を控えるようにとの先生からの指示でした。
本番前に3種類の色・香・味・葉の特徴等お茶の特徴を先生がガイダンス。予備審査(練習)を行いました。多くの受講生が熱心にメモを取り聞き入っていました。
そして、いよいよ、本番・・・・。始めは、本来の旨みを出す煎じ方ではないため、どのお茶も同じように感じてられ苦戦しましたが、慣れるに従ってしだい に、特徴がわかるようになった受講生が多くなり、白熱した雰囲気が感じられるようになりました。正答を知るたびに、会場から歓声やため息が漏れ聞こえまし た。
茶歌舞伎が終わった後にはお茶とお菓子で懇談、今回のお菓子は「亥の子餅」旧暦の十月に食べるお菓子とのこと。源氏物語にも登場するこのお菓子は、安産祈 願の縁起物で、表面には猪のように焼き色がつけられ、中の「あん」には干し柿や栗、松の実が入った大変豪華なものでした。
茶歌舞伎を行い、お茶の種類、産地や製造方法によりこんなにも味や香りに違いがあることを体験的に理解できたことが最も大きな収穫でした
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