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日本茶のコツ、湯は80度・急須に1分
2010年02月15日
温かいお茶が恋しい季節だ。せっかくならおいしく飲みたい。日本茶カフェ「道草屋」(仙台市青葉区北目町)のオーナーで、日本茶アドバイザーの資格を持つ佐藤知弘さん(31)に、煎茶(せんちゃ)を入れるコツを聞いた。
ほんのり甘く、豊かな香り。佐藤さんのお茶には深い味わいがある。「葉の量、お湯の温度と量、急須で待つ時間、この組み合わせで味が変わってくるんですよ」
1人分なら、葉2~3グラムに対し、お湯は約80ミリリットル。葉はティースプーンに軽く山盛り、お湯は湯飲み1杯程度が目安だ。
ここで大事なのはお湯の温度。沸騰したお湯を急須に入れがちだが、その前に1度、湯飲みに移し、80度ほどにすると良いそうだ。温度が高いほど、渋み成分のカテキンが溶け出し、お茶の味を損ねてしまうからという。
次のポイントは、急須での待ち時間。だいたい30秒~1分半。温度が低ければ長く、高ければ短く待つ方がいいという。
同じお茶でも産地ごとに特徴がある。同店は香りが高い静岡産、上品な甘みがある三重産などを扱っている。
最近は家に急須がないという人も増えたらしい。「昔はおじいちゃん、おばあちゃんがお茶を入れてくれたのでしょうが、核家族化が進んでいるからですかね」と佐藤さん。
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